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EPAといえば、サラサラ効果、そして血管を柔らかくする成分。 |
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EPAとは青魚に豊富に含まれる健康に欠かせない必須脂肪酸(オメガ3)で、体内では作りだせない成分のため、DHA同様、外部からの摂取するしかない成分です。
EPAには血小板を固まりにくくする性質があり、血液中に血栓(血の固まり)が出来ることを防いでくれる成分が多く含まれており、この作用が医薬品としても利用されています。
一般的な認知症「脳血管性痴呆タイプ」は脳の血液の目詰まりが原因で起こります。アルツハイマー型認知症は脳が萎縮する病気の症状として認知症が発症しますが、一般的な老人性認知症は、脳の血管が詰まって血液がうまく流れなくなる事で起こります。神経細胞が血液から栄養を摂取できなると、神経細胞の働きが低下し、また細胞が死んでしまう事で、もの忘れがひどくなり、やがて認知症に至るのです。
40代から始める、「認知症予防」血液の汚れや、血管のもろさは老化現象、そして食生活からきている事が多くあります。 今、血液サラサラを意識した生活を始めれば、将来的に脳卒中、動脈硬化の不安が軽減され、このタイプの認知症を避けることは可能ではないでしょうか?
EPAは同じオメガ3脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)とともに血液をサラサラにしてくれる働きがあり、DHAとの相乗効果で脳内の血管を健康に保つ効果があります。
この血栓をつくらせない、コレステロール値を低下させるなどの働きがあるため、多くの生活習慣病の予防や改善に効果があることが医学的にも報告されています。
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EPAとDHAの違い |
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EPAは体内でDHAにも変換されます。
DHAはEPAに変わる事はありません、その為EPAを意識して摂取すべきなのです!
同じオメガ3のEPAとDHAは分子構造がよく似ていて、いずれも血中の中性脂肪やコレステロールを低下させる働きを持っています。
そしてこの2つの成分の最も大きな違いはDHAは脳の構成成分で、脳が必要とする限られた栄養分の一つであるのに対し、EPAは脳の入り口の「血液脳関門」を通過できないことにあります。
EPAとDHAは互いに補いながら、2つの働きにより脳内の血管を健康に保つことができるのです。
この2つの働きがあるからこそ、脳血栓や脳梗塞などのリスクを軽減することができます。
EPAは高い血小板凝集抑制効果があり、心筋梗塞や虚血性心疾患などの予防効果があります。
このような効果はDHAにもあるのですが、EPAの方がはるかに高い効果があると言われています。
中性脂肪には「EPA」、コレステロールには「DHA」!
また中性脂肪に対してはEPAの方が、コレステロールにはDHAの方が効果が高いといわれています。
EPAはDHAと同様に魚の油に多く含まれているため、日常生活で意識して摂取したい成分です。
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EPAと動脈硬化 |
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DHAと比べて、なかなか食事からは摂取しにくいEPA |
血管は悪い食生活や加齢とともに少しずつ硬っていき、これを「動脈硬化」といいます。 |
文字通り血管が硬くなると、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけ、また動脈がかたくなると血管の内側がもろくなったり狭くなる事で酸素や栄養が血液に乗ってスムーズに
各臓器に運ばれず、栄養が届かない臓器はうまく機能しなくなってしまいます。そうなると、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まってくるわけです。
硬くなった血管を柔らかくしてくれるEPA
EPAにはもともと血液中の血小板が固まって血管内にこびりついてしまうのを防いだり、赤血球の膜を柔らかくして血液の循環を良くする働きがあるのですが、
そのおかげで人間の全身の毛細血管まで酸素を豊富に含んだ血液が行き届くことになります。
多くの酸素を常に供給していることで血管自体が柔軟性を保ちます。
血管を柔らかくすることで血液が詰まりにくくなるため、高血圧症や動脈硬化による病気を防ぐことが可能になります。
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EPA(エイコサペンタエン酸)の効果 |
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@生活習慣病の予防・改善の効果 |
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中性脂肪を減らす働きがあり、善玉(HDL)コレステロールを増やし、悪玉(LDL)コレステロールを減らしてもくれます。善玉コレステロールは悪玉コレステロール見つけ、一緒に排出してくれる良い働きをしてくれるものです。
「中性脂肪+コレステロール」の組み合わせの生活習慣病といえば、「脂質異常症:旧高脂血症」です。進行すると動脈硬化まっしぐらですが、痛みを伴わないため、気付きにくいため毎日意識するしかありません。
前述の通り、EPAは「血小板凝集抑制効果」が強力なため、血栓をつくらせない作用がありますので、心筋梗塞や虚血性心疾患など、生活習慣病予防の効果があります。 また硬くなった血管を柔らかくし、血液をサラサラにしてくれますので、高血圧の予防や改善に効果的です。
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Aアレルギー症状を緩和する効果 |
近年の研究では、アレルギー源として有名な「ヒスタミン」以外に、「ロイコトリエン」という物質対してDHAだけでなくEPAも効果があると言われています。
ロイコトリエンというのは、体内で脂肪酸が変化してできます。
EPAやDHAがロイコトリエンの原料となる脂肪酸(アラキドン酸など)に置き換わり、ロイコトリエンを発生しにくくし、アレルギー症状を抑制すると言われています。
花粉症だけでなく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の緩和にも有効という事で嬉しい話です。
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B炎症を抑制する効果 |
EPAには抗炎症作用や免疫力を高める作用があり、炎症を引き起こしたり白血球の活性化に関わる因子の働きを抑制することで、病気の発症を抑えたり、改善すると期待されています。
特にEPAは骨格筋の細胞、軟骨や関節細胞の炎症にも効果的であると言われています。
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「食品成分の機能性に関する評価モデル事業」の機能性でEPAは総合Aランク!
2012年に消費者庁が発表した「食品成分の機能性に関する評価モデル事業」の機能性についてEPAを含むn-3系脂肪酸は、下記3項目において。明確で十分な根拠がある総合評価でAを取得しています。
@血中中性脂肪低下作用
A心血管疾患リスク低減
B関節リウマチ症状緩和
EPAを含む、オメガ3脂肪酸は年配の方は特に意識して摂取したいですね。
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C精神を安定させる効果 |
EPAは人のメンタル面にも働きかけると報告されています。 EPAはDHAと同じようにうつ病やイライラを緩和させ情緒を安定させる作用があるようです。
「魚の消費量が多い国ほどうつ病が少ない」という研究結果があり、またうつ病の患者の血液はEPAに対する「アラキドン酸」の比率が高いという結果になったそうです。 アラキドン酸はオメガ6脂肪酸で動物性食品から摂取できるため、現代人は過剰摂取気味といわれています。このアラキドン酸とEPAの比率(オメガ3とオメガ6の望ましい比率は4:1ですが、実際は10:1くらい)が重要と言われています。
魚を毎日沢山たべる人たちはEPAが沢山摂取できますので、オメガ3の比率があがり、動物性食品から摂取される摂りすぎの「アラキドン酸」の比率を低い状態に保てるため、結果としてうつ病になる人が少なくなるとも考えることができます。
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EPA(エイコサペンタエン酸)を多く含む食品 |
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同じ魚でも、やはりDHAの方が多く含まれ、EPAの方が少なく摂りづらい |
EPAを意識して摂取したい方は、下記がおすすめです。 魚の種類によってDHAやEPAの含有量が異なりますので、効率良くEPAを摂取するにはイワシを率先して召し上がってください!
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食品 |
100gに含まれる量 |
まいわし |
1381r |
本まぐろ |
1288r |
サバ |
1214r |
まだい |
1085r |
ぶり |
899r |
さんま |
844r |
さけ |
492r |
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